昔話・童話の収録された絵本アプリ

小学館の童話・絵本が一つのアプリに

画用紙で遊ぶ子供子供の知育に非常に役立つのが絵本です。
絵本は世界的なベストセラーや日本で人気の著作など、書店や図書館に数多くの種類が並んでいます。

多数ある絵本の中でも多くの家庭で複数揃えることになるのがいわゆる「むかしばなし」系の本です。

具体的には「ももたろう」や「かぐや姫」といった日本のものから、「ヘンゼルとグレーテル」や「赤ずきんちゃん」のような、大人ならば誰でもあらすじを知っているお話です。

こうした本は書店に行けばシリーズとして数多く販売されていますが、全部揃えるとなると場所もとりますし好みも分かれてきてしまいます。

そこでとても便利に使えるのが小学館からリリースされているアプリの「むかしばなし絵本」です。
こちらは実際に小学館から販売された絵本のうち、人気の高い36冊をひとまとめにしたもので、なんと無料で全てを読むことができます。

外出時などはいちいち本を持ち歩かなくても複数の書籍をスマホで閲覧できるので大変便利でしょう。
閲覧できる本は過去に印刷されたものをデジタル復刻したものとなっており、本格的なイラストと文章を読み進めていけます。

大人向けコンテンツも充実

この「むかしばなし絵本」ですが、ただ絵本をデジタル版にしただけではありません。
アプリ内には子供用の絵本部分と、大人用コンテンツが一緒に入れられており、絵本を読むにあたっての注意点などを指摘してくれます。

中でもとてもためになるのが「よみきかせのコツ」というテキストで、子供と一緒に絵本を読む時についつい大人がやってしまいがちな失敗を事例に応じて説明してくれています。

例えば「同じ本をせがまれても拒否をしない」や「必要以上に演技をしない」といったような項目で、こうしたことを踏まえて改めて本に向き合ってみると、子供がどういった読み聞かせを喜ぶかということがわかるようになります。

親子の読み聞かせというのはただ話の内容を伝えるということだけでなく、一緒に物語の世界に入って思いを共感するというところに重要な意味があります。

ですのであまり構えて子供に「サービスを提供する」と意識するのではなく、一緒に楽しむくらいの気持ちでちょうどよいのです。

さらにもう一つ「昔話の味わい方」というコラムがあります。
こちらには、どうして昔話には残酷な話や悲しい話があるのかといったことが出版社の専門家として意見が掲載されています。

今親になった人も、子供の時にはお母さんやお父さん、また祖父母など保護者の人から何度も絵本を読んでもらった記憶があるのではないでしょうか。

昔読んだ時に感じた思いを、大人になってもう一度あらためて思い出すことでまたそれらの物語が本当に語りたかったことがわかってくるのではないかと思います。